Marie NDiaye

Publié le par workshop45


11月2日今年もまたゴンクール賞の受賞者が発表されました。
フランス
で最も権威のある文学賞のひとつ。ゴンクール賞(Prix Goncourt)は、1903年発足しました。その年でエスプリに満ちた独創的な散文による作品(主として小説)を書いた著者に贈られます。フランスの作家エドモン・ド・ゴンクールの遺言により、弟のジュール・ド・ゴンクールと共に築いた財産を元に設立されたアカデミー・ゴンクールよって選定・贈呈されています。1903年より毎年アカデミー・ゴンクールの10人の会員によってパリ2区にあるミシュラン一つ星レストラン「ドルアン」(Drouant)で11月に選考・発表が行われます。

原則として一人につき一回のみの受賞で、再度受賞したケースは一例のみ(1956年に受賞したロマン・ガリーが1975年にエミール・アジャールの変名で出した小説により再受賞した)。受賞者や作品はフランス国外でも親しまれているものもいっぱいあります。受賞作品はその年のフランス文学を代表する作品として捉えられ、その著者の地位や作品の売れ行きにも大きく影響する権威ある賞で、趣旨としては若手の新鋭の作家に贈られることになっているが、この限りでないケースも見られます。フランス文学の登龍門的存在として知られる。なおこの賞の賞金自体は10ユーロ(日本円で千数百円程度)とあえて少額にされてあります。えーっこんな小額なの?でも、この賞を受賞したことによって得る利益の莫大さを考えるとまさにこの賞金はシンボリックですね。
でも、この受賞に対しておばかさんな記事の書き方がいっぱい出ています。
『ゴンクール賞に初の黒人女性』とか
『同賞を黒人女性が受賞するのは初めて・・・』とか
黒人が初めて受賞したという記事の書き方をするのはいかがなもんでしょうかね?
どうにも疑問ですな。

2009年
 の受賞者- マリー・ンディアイ Marie NDiayeTrois femmes puissantes
ゴンクール賞を女性作家が受賞するのは1998年以来。マリーはセネガル人の父とフランス人の母の間に生まれ、パリ郊外で育ったようです。18歳の時に最初の小説を発表し。今回受賞作の「3人の強い女たち」はフランスとアフリカの間で、個人の尊厳を守るために戦う女性の姿を3話構成で描いたものらしいが、私はまだ読んでいない。

(『トロワ・ファム・ピュイサント(3人の強い女)』は未訳だが、「心ふさがれて Mon coeur a l'etroit」笠間直穂子訳、インスクリプト、2008年がありますよ。) 
 

 

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